巻物

雹が降った木曜の夜は料理を

ぬるい麻婆豆腐が冷えるまで

生きていく上で、「化粧師」のポジションって、どうなんだろう。どうでもいいと思える?「音楽家」は、あなたにとって何なんだろう。

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湿気の多い日曜の夕方はゆっくりと

業務で入用な青竹を多すぎるほど拝領するようになって、願ってもないのだが、うじゃうじゃと生えた竹が重荷でつぎつぎと持っていってほしがっている土地管理者は、こちらの必要量より大きい竹を取って運ばせようとしてくるのでやっかいだ。
多めに運んで帰っても捨てることになるのだが、処分に困る竹が邪魔でしょうがないらしく、運んで帰ってくれとしきりにお願いされる。
こちらもいるものをいただいているので、強く言われたらしょうがないので、あまりは処分するしかない。

雹が降った週末の早朝は歩いてみる
とある難しい業務がやってきたとき「まあ、なんとかなる」などと思っていた新入社員の頃。
その時、私たちプロジェクトメンバーのみんなが「過ぎちゃえば割と簡単なことだよ」などとあっさりとらえていた。
このタイミングで教育専門の女性が注意したセリフが記憶に残っている。
「成功に向かってじゅうぶんに毎日を費やしたからこそ、業務終了後に成功しただけの話。
だから、このように簡単に構えていて、たまたま業務が大したことなかったという意味ではありません。
終わってしまえばなんてことないといった本当の意味は、正反対です。
コツコツとしっかり取り組み準備をしたからこそ、力が有り余って、仕事がスムーズに進んだという事を言っているだけです。
真剣にやる気になりましたか?
なめてないで真剣に取り組んでください。」
と言うセリフ。
この言葉があってから、私たちは必死に取り組みうまく収めきることができた。

のめり込んで踊るあの子と草原

江國香織の小説に出てくるヒロインは、陰と陽を持っていると思う。
結婚していて、他の男性と恋愛することを悪としない。
恋の一種ではあるが、運命的に好きなのは別のただ一人。
なんて女性がよく登場するような気がしませんか。
不倫を陰だと思えば、旦那さまは陽。
突然スイッチが入ったように陰が現れる。
旦那意外との恋愛に関する善悪の定義は無視して、登場する女の人をしっかりみつめる。
私の中に新たな愛や見かたが現れることもありえる。

風の無い日曜の午後はビールを
遠くの生まれた家で暮らす私の母もたまらなくかわいいらしい孫のためだといって、めっちゃ大量に手作りのものを苦労して縫って送ってくれている。
アンパンマンが非常に好きだと伝えたら、伝えたキャラクターの生地で、作ってくれたが、裁縫するための布の以外とめっちゃ高額でびっくりしていた。
仕立てるために必要な布は縦、横、上下の向きがあって面倒だそうだ。
でありながら、ふんだんに、ミシンで縫って作ってくれて、送ってくれた。
小さな孫は大変愛らしいのだろう。

悲しそうに跳ねる父さんと草原

会社で就いていた時の大好きな先輩は、社長令嬢で、誰が見てもセレブだった。
小柄でおしゃべりでとにかく元気な、動物愛護の先輩。
愛護サークルなど設立して、しっかりキャンペーンを行っている様子。
毛皮着ない、ビーガン、動物実験反対。
少し前に、家に訪問したことがある。
高級住宅地にある上等なマンションで、レインボーブリッジが見えた。
先輩は、手入れの行き届いたきれいなシャム猫と一緒に住んでいた。

よく晴れた平日の午後に焼酎を
夕方、時間に余裕が出来たので、HMVに出かけた。
追加でmp3playerに挿入する音楽を探すため。
ここ最近、よく楽しんだ曲が西野カナさん。
時期に関係なく聞いているのは洋楽。
ヨーロッパのアーティストの作品もかっこいいなーと近頃思う。
と思い、今日はレンタルしたのはフレンチポップだ。
甘いボイスとフランス語が良い雰囲気だと思う。

目を閉じてお喋りするあいつと穴のあいた靴下

知らない者はいない見どころになっている、斑鳩寺、つまり法隆寺へ向かった。
法隆寺式伽藍配置もばっちり見せてもらって、五重塔、講堂も見ることができた。
展示室で、国宝に指定されている玉虫厨子があり、想像よりも巨大なものだった。
このお寺様について知るには多分、かなりの時を必要とするのではないかと思う。

雨が上がった日曜の深夜にカクテルを
何年か前、短大を卒業してすぐ、同級生と3人で韓国のソウルに買い物に向かった。
行ったことのない日本以外の国で、ロッテホテルにちょっとだけ滞在だった。
メインストリートをいっぱい歩いて、充実させていたけど、しだいに道に迷ってしまった。
日本語は、全然理解されないし、英語も全く通じない。
パニックになっていると、韓国の男性が流暢な日本語で戻る方法を教えてくれた。
働きはじめる前に福岡に滞在して日本文化の知識習得をしたらしい。
それがあって、無事、素晴らしい海外旅行を続けることができた。
次の日、駅で道を説明してくれたその人に偶然再会した。
「ぜひまた」と言われたので、嬉しくて韓国が大好きになった。
いつも長期休暇には韓国への旅が計画されている。

風の無い仏滅の昼は昔を懐かしむ

どういうわけか仕立てるために必要な布はばかにならない。
ひとり娘が幼稚園に9月から行くので、入れ物が持っていかなくてはならないでありながら、以外と生地が安い物がなかった。
特に、アニメのキャラクターものの生地なんて、とても高かった。
キティーちゃんやアンパンマンの裁縫するための布がめちゃめちゃ金額がいった。
使うサイズの本入れやボール入れをお店で購入するのが手っ取り早いし、簡単だけど、へんぴな所なので、みんな、家でつくったものだし、隣近所に売っていない。

自信を持って口笛を吹く彼と気の抜けたコーラ
少年は大変ひもじかった。
あと数日で夏休みという頃、学校から歩いて帰宅している時だった。
蝉はやかましく鳴いていて、陽の光は強く、夕方にもかかわらず、まだ太陽は高かった。
少年は汗をたらして一人で歩いていた。
友達と一緒に帰るのがほとんどだけど、今日はあまりにも空腹なので、早いとこ帰って何かを食べたかった。
少年が食べたいのは、昨晩のカレーの残り。
昨晩のカレーは、まだ鍋に半分くらい残っていた気がする。
ご飯もたぶん、余りが冷蔵庫にあったはず。
少年はカレーの匂いを想像しつつ、足早に家を目指した。
すると顔からは汗がいっそう流れ出した。

手裏剣


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